限りある黄金の価値とは?金の採掘量・埋蔵量・日本の現状を深掘り!
金は限られた資源!これまでに採掘された総量とは?
これまでに採掘された金の総量
金は地球上に限られた量しか存在しません。
紀元前から現在までに採掘された金の総量は約17~19万トンと推定されています。
この数字をイメージしやすいように、オリンピックの競泳プール(約50m)に換算すると約3.5~4杯分ほど。
一見すると膨大な量のように思えますが、2000年以上の歴史を考慮すると決して多くはありません。
まだ採掘されていない金の埋蔵量ランキング
現在の技術で把握できる範囲では、地球上に残る金の埋蔵量はおよそ5万トンと推定されています。
米国地質調査所(USGS)の最新データ(2023年)によると、各国の埋蔵量は以下の通りです。
順位 | 国名 | 埋蔵量(トン) |
1位 | オーストラリア | 8,400 |
2位 | ロシア | 6,800 |
3位 | 南アフリカ | 5,000 |
4位 | アメリカ | 3,000 |
5位 | ペルー | 2,900 |
6位 | インドネシア | 2,600 |
7位 | ブラジル | 2,400 |
8位 | カナダ | 2,300 |
9位 | 中国 | 1,900 |
10位 | ウズベキスタン | 1,800 |
世界合計 | 52,000 |
このように、国土の広い国が上位を占めています。
世界の金産出量ランキング(2022年)
2022年の金の総産出量は約3,100トン。
国別に見ると、中国が最も多く、続いてオーストラリア、ロシアと続きます。
順位 | 国名 | 産出量(トン) |
1位 | 中国 | 330 |
2位 | オーストラリア・ロシア | 320 |
3位 | カナダ | 220 |
4位 | アメリカ | 170 |
5位 | カザフスタン・メキシコ | 120 |
6位 | 南アフリカ | 110 |
7位 | ペルー・ウズベキスタン | 100 |
8位 | ガーナ | 90 |
特に中国は、2007年以降15年以上にわたって世界一の金産出国として君臨し続けています。
背景には、政府の金保有強化政策や富裕層の増加による金需要の拡大があると考えられています。
「黄金の国ジパング」は本当か?日本の金の現状
日本の金の採掘量と埋蔵量
日本はかつて「黄金の国ジパング」と呼ばれましたが、現在の金採掘量は年間約8トンと、世界の産出量と比べると非常に少ないのが現実です。
かつての金鉱山である「佐渡金山」は、1601年から約400年間で78トンの金を産出しましたが、1989年に閉鎖されました。
現在、日本国内で稼働している金鉱山は鹿児島県の「菱刈鉱山」のみ。
ここでは1985年から金の採掘が行われ、2023年時点で約260トンが採掘されています。
推定埋蔵量は150トンとされており、あと25年ほど採掘が可能と予測されています。
日本は「都市鉱脈」として世界最大級の金保有国
日本国内で採掘される金は少ないものの、実は日本は世界最大級の金保有国の一つです。
その理由は、「都市鉱脈」と呼ばれる電子機器に含まれる金のリサイクル技術にあります。
📱 スマートフォンやPCの基板には金が使われており、日本はこれらを回収・精錬する技術を持っているのです。
日本に眠る都市鉱脈の金の総量は6,800トンとされ、これは**世界の埋蔵量の16%**に相当します。
つまり、日本は今も「黄金の国ジパング」としての地位を保っていると言えるでしょう。
なぜ金の価値は高いのか?3つの理由
① 限りある希少資源
金は有限資源であり、埋蔵量が決まっています。
採掘には多くのコストがかかるため、希少価値が高まるのは必然です。
② 加工しやすく腐食しない
金は柔らかく、加工しやすい金属です。さらに、化学変化をほぼ起こさず錆びることがないため、長期間美しい状態を保つことができます。
③ 世界共通の価値を持つ資産
株式や不動産と違い、金は世界共通の資産として評価されます。
経済不安やインフレ時に強い安全資産として機能し続けています。
まとめ:金は今後も有望な資産!
金は限られた資源であり、採掘可能な量は今後20年以内に枯渇する可能性がある。
日本は金産出量こそ少ないが、都市鉱脈の活用で世界有数の金保有国である。
希少価値・加工性・資産価値の3つの理由から、金は長期的に安定した投資対象として有望。
金の価値は今後も高まり続ける可能性が高いため、投資や資産形成の一つとして検討してみるのも良いかもしれません。
札幌市白石区 K様 男性
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